Marmot:ほら、日本(人)使えるんじゃないっすか

4 04 2007

ネット上の世界が実の世界に大きな影響を及ぼす韓国では、The Marmot’s Holeという韓国ブログはよく新聞などに取り上げられている。「韓国のことなら何でも有り」といった総合韓国ブログなので、韓国の文化から旅行、時には日韓関係のことが書かれている。The Marmot’s Holeは韓国国内では割合と好評的だが、親日ブロガーはMarmotのことを「隠れ反日」と言っている。直接日本をバッシングせず、曖昧に。例えば、米韓がFTAの締結を合意した [archive]ことを受けて、「日本が米韓FTA締結を恐れている」と主張している韓国メディアを内容とする記事を「ほら、日本(人)使えるんじゃないっすか」という題名の下で投稿することなど。

ーー 米韓FTA締結は韓国の経済力をさらに強化する=日本は強い韓国を恐れ、米韓FTA締結を恐れる=だからFTAはいいことなんですよ ーー という屁理屈だ。

この「使えるんじゃないっすか」とは、「本来なら日本(人)なんて使えるものにならぬ」と意味する。

韓国国内の反日感情は高まる一方、韓国メディアはつい日本をバッシングするから、一般的に日本は悪、使えないという社会通念が韓国で出来ている。しかし米韓FTAはいいことと意見するMarmotは、「韓国の嫌いな日本は米韓FTAを恐れれば、韓国人は米韓FTAをサポートし、米韓FTAは成功する」と考えるので、今度日本(人)は「使える」というのだ。

ただし「日本(人)なんて使えるものにならぬ」と言ったのはMarmotのではなく、韓国の社会通念だ。Marmotはそう思ってるかどうかはなんとも言えない。これはMarmotが「隠れ反日」と思われる原因だ。これからMarmotについて検討していきたいと思うので、これからも当ブログをチェックしてください。

ちなみに、Marmotは韓国に対してよいことばっかり書いてるわけじゃない。